【日本政策金融公庫】審査結果の通知から入金までの流れを解説

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事業開始や設備投資の時期を検討する上で、日本政策金融公庫の審査結果がいつ出るのか、どのように伝えられるのか気になりますよね。

基本的には融資面談実施後、1~2週間程度の審査期間を経て、原則電話と郵送で審査結果が伝えられます。
今回は、日本政策金融公庫の審査結果の通知から融資金の入金されるまでの流れを解説していきます。

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1.日本政策金融公庫融資の審査結果

日本政策金融公庫は、融資面談の終了から融資金の入金まで、次のような流れで進んでいきます。
事前に流れを把握し、スムーズに融資の入金まで進めるようにしましょう。

融資面談から融資入金までの流れ

1-1.融資面談後の審査期間

融資面談の実施後、1~2週間は審査期間になります。
基本的にこの期間は「待ち」の期間です。
この間に日本政策金融公庫の担当者は、事業計画を踏まえた融資額の妥当性の検討や現地調査等を行います。

現地調査の際は、基本的に対応は不要です。
現地調査は、本当に会社が存在しているの確認するために実施しています。
そのため会社名・屋号が記載されている看板をだしておいたり、郵便受けや表札にテプラなどで会社名・屋号を掲示しておくようにしましょう。

ただし、近年増加している自宅で開業している事業や、WEB制作事業など外観から事業の実態がわかりにくい事業の場合、担当者が事業場に入室するケースがあるようです。

あくまで1~2週間は目安です。
提出書類の不備があったり、担保や保証人を条件に融資を受けている場合、審査に時間がかかることがあります。また、日本政策金融公庫は、土日祝日がお休みであるため大型連休を挟むと審査に時間がかかります。
融資の申し込みが殺到しているなど、支店の状況によって審査期間に時間がかかるケースもありますので、あくめで審査期間は一つの目安として考えてください。

1-2.審査結果の通知(電話と郵送)

融資審査結果の通知は、原則電話と書類の郵送で行われます。
審査を通過した場合、審査に落ちてしまった場合、どちらの場合も審査の結果は必ず通知されます。
通知の方法は日本政策金融公庫の担当者の判断によりますが、多くの場合、電話での結果通知後、審査に通過した場合は、融資の契約書類が郵送で送られてきます。

電話での通知がない場合は、郵送された書類の中に融資の審査結果が記載されています。

【融資審査に落ちてしまった場合、再申請の準備と対策】
残念ながら融資審査に落ちてしまった場合でも、再申請は可能です。
ただし、原則6カ月以上の期間を開けてからの再申請になります。
この間に、日本政策金融公庫の担当者から指摘された点や事業計画の改善を進めていきましょう。
なぜ、審査に落ちたのかわからない、どのように改善したらよいかわからない場合は、税理士など資金調達の専門家に相談することをおすすめします。
再申請時には、前回の申請時から、何を改善したのかをしっかりと説明できるようにしましょう。

審査落ちの原因や改善策について詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

1-3.融資契約書類の返送(融資審査を通過した場合)

めでたく融資審査を通過した場合、日本政策金融公庫から融資契約の書類が送付されてきます。
借用証書や預金口座振替利用届などを記入、押印し、返送します。
融資決定後から、入金までの詳し流れや融資契約書類の書き方についてはこちらの記事を参考にしてください。

1-4.融資金の入金(融資審査を通過した場合)

融資契約書類を返送し、書類が日本政策金融公庫に到着後、書類に不備がなければ、原則3営業日以内に指定した口座に融資金が入金されます。

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2.まとめ

日本政策金融公庫の面談が終わってから審査結果が出るまで原則1~2週間かかります。
審査結果は、審査結果の可否に関わらず電話または書類の郵送で通知されます。

審査の期間は、支店の状況等により前後しますのであくまで目安と考えてください。
もし、融資面談から1カ月以上過ぎても審査結果の通知がない場合は、何かしらの不備等が考えられますので、日本政策金融公庫の担当者へ連絡し確認を取りましょう。

結果が出るまでは気になるものですが、審査結果の通知後すぐに次の行動ができるよう、事業スタートの為の準備を進めておきましょう。

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