【男女別】日本政策金融公庫の融資面談時の服装ガイド

日本政策金融公庫の面談を受ける男性

いよいよ、日本政策金融公庫の融資面談当日。
今後の経営を左右する大事な場面に、どのような服装で臨むべきなのか迷いますよね。
そこで今回は、面談時の適切な服装について男女別に解説していきます。


1.【男女別】日本政策金融公庫の融資面談時の服装ガイド

日本政策金融公庫の融資面談では服装の定めはありません。
基本的にはどのような服装であっても構わないとされていますが、融資面談はお金の話をする場です。
相手に失礼のない服装を心がけるようにしましょう。

もちろん、面談時の服装だけで融資の可否が決まるわけではありませんが、見た目の第一印象で、不安感やだらしない印象を与えてしまうと融資審査に悪い影響を与えてしまう可能性があります。
事業計画以外の部分でマイナスの印象を持たれてしまうのは非常にもったいないことです。

実際に、私たちが融資申請サポートをしている中で、事業者様に代わって金融機関へ直接交渉を行う際に、「社長は、どのような印象の方ですか?」といった質問を金融機関の担当からされることがあります。
意外にも、金融機関の担当は、見た目の印象を重要視しているようです。

さっそく男女別に、最も好ましい服装について解説していきます。

1-1.【男性編】ビジネススーツが基本

基本的に、紺か黒系統のビジネススーツがおすすめです。
中に着るシャツは白や水色のような淡い色合いを選択し「清潔感」のある服装を心がけましょう。

スーツはクリーニングに出し、シャツもアイロンをあててシワや汚れのない状態にしておきましょう。
ネクタイも基本的には派手すぎないものをチョイス。スーツに合わせた色味でまとめましょう。

足元は革靴がおすすめですが、長距離を歩く人はスニーカーでも構いません。
スニーカーを合わせる場合も、スーツの色味と合わせてください。

「スーツがない」「この先着る機会がない」場合は?

業種によっては、普段スーツを着用しない、そもそもスーツを持っていないという方もいるでしょう。
事業内容が、建設業など普段作業着でお仕事をされているという方は、スーツではなく作業着でも問題はありません。ただし汚れや臭いが酷いと印象を悪くしてしまいますので、洗濯した清潔なものを着用してください。

今後、仕事上でスーツが必要になる場合は、この機会に購入しておくのもおすすめです。
スーツほどカチッとした服装が必要でない場合は、ジャケットにスラックス等でも問題ありません。
「清潔感」だけは忘れないようにしましょう。
迷うようでしたら、スーツを着用しておくことをおすすめします。

NG服装の例

Tシャツやスウェット、ジーンズ、サンダルは避けましょう。

1-2.【女性編】スーツかオフィスカジュアル

女性の場合も、スーツを着用すれば、まず心配はないでしょう。
ビジネスカジュアル・オフィスカジュアルでも問題ありません。

シャツ・ブラウスに膝下丈のスカートまたはスラックス。
上にジャケットかカーディガンを合わせるスタイルがおすすめ。
足元はパンプスが望ましいです。
髪はなるべく束ねるようにし「清潔感」を重視した服装で臨みましょう。

NG服装の例

男性同様、Tシャツやジーンズ、スウェットなどカジュアルすぎる服装、派手なアクセサリーや露出、つま先のでるサンダルやミュールは避けましょう。

日本政策金融公庫の面談を受ける女性


2.日本政策金融公庫 融資面談準備~融資実行までの流れ

日本政策金融公庫の融資面談から融資実行までの流れは下記の通りです。

融資面談当日から融資実行までの流れ

それぞれ詳しく解説していきます。

1.面談前事前準備

事前に日本政策金融公庫の支店の場所の確認や資料の用意をしておきましょう。

【面談前チェックポイント】

(1)日本政策金融公庫の場所の確認
支店の場所だけでなく、車で行く場合は、近隣の駐車場の場所なども確認しておきましょう。

日本政策金融公庫の所在地の確認はこちらから https://www.jfc.go.jp/n/branch/

(2)資料の準備
事前に日本政策金融公庫に提出した資料の控えを用意して持参します。
その他、事業の説明に使う資料や、売上の根拠資料なども用意しておくと良いです。
追加で提出が求められた資料があれば忘れずに用意しておきます。
面談での担当者の話をメモできるように、筆記用具とメモ帳なども持参します。
必要な書類は、面談前に日本政策金融公庫から案内されますので、その指示に従ってください。
一般的な持ち物は下記の通りです。

【面談当日 持ち物リスト】
①本人確認書類(運転免許証やパスポート、マイナンバーカード等)
②源泉徴収票(給与所得者の場合)
③確定申告書や決算書(すでに事業を営んでいる場合)
④通帳(直近まで記帳済みにしておく)
⑤借入の返済予定表(車・住宅ローンなど)
⑥創業計画書または企業概要書
⑦必要資格・許認可等の証明書
⑧不動産の賃貸契約書
⑨固定資産税の領収書(または、固定資産税課税証明書)
⑩事前に提出した資料の控え
⑪筆記用具・メモ帳

2.面談当日

面談当日は余裕をもって現地に到着しておきましょう。
面談予定時間の5分前には、日本政策金融公庫の窓口に向かいましょう。

【面談当日の流れ】

ステップ1.面談予定時間の5分前に日本政策金融公庫窓口に到着

「○時に△さんとお約束させていただいております。株式会社○のと申します。」と伝えましょう。面談実施場所である会議室に案内されます。

ステップ2.日本政策金融公庫の担当者と対面

まずは挨拶から名刺交換が行われます。面談までになるべく名刺を用意しておきましょう。
名刺交換が終わったら、持参した資料や筆記用具などを取り出します。

ステップ3.面談

実際に面談がスタートしていきます。
基本的には事業計画書に沿って順番に質問に回答する形式で進行していきます。
事業計画書と矛盾がないよう、自分の言葉で回答していきましょう。
面談は約1時間程度行われます。

融資面談のよくある質問と面談攻略のコツはこちらの記事を参考にしてください。

3.審査期間(実地調査)

面談後、1週間~2週間程度で審査が行われます。
場合によっては、日本政策金融公庫の担当による実地調査が行われることがあります。

実際に店舗やオフィスが実在するかの確認をします。
実在していれば問題ありませんが、会社名や屋号を表札などに掲示するようにしてください。
自宅兼事務所としている場合や、看板などを準備中の場合は、シールなど簡易的なものでも構いません。

実地調査については事業者は、特に対応する必要はありません。

4.審査結果の通知

審査の結果が面談から1週間から2週間程度で日本政策金融公庫の担当者から融資の可否の電話連絡があります。

5.契約書の送付

審査の結果、融資が決定した場合は、融資契約の為の書類が郵送で送られてきます。
契約書の記入と必要書類をそろえて、郵送で提出します。

6.融資の実行

契約書類の返送後、書類に不備がなければ5営業日程度で指定の口座へ融資金が入金になります。


3.まとめ

今後の経営を左右する融資面談へ臨む際の服装は、男性・女性ともに迷ったらビジネススーツが安心です。
ビジネススーツの用意が難しい場合は、清潔感のある服装を心がけましょう。

服装や第一印象で融資審査にマイナスの影響が出てしまっては、せっかく作成した事業計画書などの準備も水の泡です。
きちんと、審査で評価してもらうためにも面談当日は、相手に失礼のない清潔感のある服装で臨むようにしましょう。

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