融資を受けたいけど時間がない!なるべく早く融資を受けたい!と考えている方必見!
日本政策金融公庫の融資審査を最速で終えるためのコツを解説していきます。
「融資をなるべく早く受けたい」
「融資を受けたいけど時間がない」
「融資審査にはどのくらいの時間がかかるのか、今後のスケジュールを立てるためにも知っておきたい」
融資支援をしているとこのような質問をよく受けます。
初めての起業、初めての融資に加えて、時間もないとなると、スケジュールが不透明となると、不安はかなり大きくなると思います。
今回は、日本政策金融公庫の審査期間と、融資実行までの全体の流れを解説するとともに、融資審査を最速で終えるためのコツを紹介していきます。
目次
1.日本政策金融公庫の融資の審査期間はどれくらい?
日本政策金融公庫の融資の審査期間は、平均1カ月です。
日本政策金融公庫の融資の流れは次の通りです。
①書類の提出
融資を受けるため以下の10点の書類を準備します。
(2)創業(事業)計画書
(3)創業の為に必要な設備等の見積書や工事請負契約書のコピー
(4)創業のために既に使った資金の領収書やレシートのコピー
(5)勤務していた頃の給与所得の源泉徴収票
(6)通帳コピー
(7)水道光熱費などの公共料金支払領収書(口座振替の場合は通帳コピー)
(8)許認可証・資格または免許を証明するもののコピー
(9)代表者の本人確認書類(免許証・パスポート・マイナンバーカード)のコピー
(10)【法人のみ】履歴事項全部証明書(登記簿謄本)の原本と定款のコピー
融資の審査は、書類提出してからスタートし、約1カ月とかかりますが、この書類を提出するまでの準備が一番時間のかかるポイントでもあります。
必要書類についてはこちらの記事で詳しく解説しているため参考にしてみてください。
書類が揃ったら提出を行います。
提出方法は郵送または、インターネットでの申請が可能です。
インターネット申請の場合は日本政策金融公庫の公式ページから行えます。
24時間365日申込みが可能で郵送の手間を省けるためインターネット申請をおすすめしています。
インターネット申請について詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
②電話連絡(日程調整)
書類の提出後、1週間以内に面談日程調整の電話がかかってきます。
混みあっていなければ、電話からおおよそ1週間後付近の日程で面談を行います。
③面談
日本政策金融公庫の支店内にて、事前に提出した創業計画書や提出した書類を元に質疑応答が実施されます。
面談はおおよそ1時間~2時間で終了します。
日本政策金融公庫の融資面談について詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
④審査
面談終了後、1~2週間の審査期間が設けられます。
店舗型ビジネスの場合は実地調査があるため時間がかかるケースも考えられます。
実地調査の際は、特に対応する必要はありません。
また保証人や担保を融資の条件とする場合も、全員の調査が必要になるためその分時間がかかります。
審査に時間がかかっている場合は何か理由があるためですので、審査を催促するような問い合わせは止めましょう。最低でも面談から1カ月経っても連絡がこない場合であれば、あとどのくらいかかるか、といった問い合わせをすることは問題ないです。
⑤審査結果報告
電話で担当者から審査結果の連絡が来ます。
審査に落ちてしまった場合でも電話または書面で連絡は来ます。
審査に通らなかった理由は今後の企業の改善のためにもしっかり聞くようにしましょう。
⑥契約書類の到着・記入・返送
電話での結果報告から2~3日で契約に必要な「借用証明」等が郵送で送られてきます。
遅れのないよう、早めに記載して返送しましょう。
⑦融資実行
契約書類が公庫に到着してから3~4日で融資実行され、指定した口座に融資決定金額が振り込まれます。
以上が、融資資料の提出から融資実行までの流れです。
基本的には何も問題がなくスムーズに進めば、融資書類の提出から融資の実行まで 平均1カ月で完了します。
一般の銀行などの金融機関は、審査に2ヶ月ほどかかるケースも多い為、日本政策金融公庫は比較的、審査期間は短いと言えます。
しかし、それでも時間がない!なるべく融資を受けたいという方もいますので、この審査期間を最短で終えるためのコツをお伝えします。
2.融資審査を最短で終えるための5つのコツ
融資審査を最短で終えるためのコツ①事前準備を怠らない
提出した書類に不備があると、審査に時間がかかります。不備の内容によっては書類の差し戻され、修正して再度提出しなければならないなど、これだけでかなりの時間は取れられてしまいます。
提出資料に不備が内容、事前準備をしっかりとしておきましょう。
融資審査を最短で終えるためのコツ②創業計画書を作り込む
創業計画書を作り込み、事業の実現性をアピールしましょう。
創業計画書がしっかりと作り込まれており、事業の実現性を高く評価してもらえると、審査にかかる時間を短縮することができます。
複雑なビジネスモデルや、前例のないビジネスモデルの場合、融資に時間がかかることがあります、誰にでもビジネスモデルが理解できるような図解などを添付すると良いでしょう。
創業計画書の詳しい書き方については、こちらの記事を参考にしてください。
融資審査を最短で終えるためのコツ③融資希望額は1,000万円以下で申込む
融資希望額が1,000万円以上の場合は支店決済ができないため、審査に時間がかかります。
1,000万円以下で借入申込みをすることで、融資審査を早く進めることができます。
どうしても1,000万円以上必要な場合は、他の金融機関を併用し、合計で1,000万円以上の融資獲得を目指すようにしましょう。
銀行からの融資を受けるコツについてはこちらの記事を参考にしてください。
融資審査を最短で終えるためのコツ④繁忙期・年末年始・大型連休前の申込は避ける
融資の審査に時間がかかるのは単純に担当者が忙しい場合が多く、特に12月や年度始まりの4月は忙しい傾向があります。この月の申込みを避けることで審査期間が早い場合もあります。
日本政策金融公庫は土日・祝日は稼働していませんのでもちろんその期間は審査されません。
融資審査を最短で終えるためのコツ⑤専門家に相談する
税理士や融資の専門家は融資を成功させるためのノウハウを持っています。
融資の審査を最短で終えるためには、何よりも事前の書類の準備が重要です。
事前の書類の準備は最も時間がかかるところでもあるため、専門家にサポートしてもらうことでよりスムーズに漏れや不備なく進めることができます。
また、融資を成功させるための創業計画書の作成サポートをしてもらうことで、融資の成功確率もグンっとUPすることができます。
融資審査を最短で終えるため、融資を成功させるためにも、専門家に相談することもおすすめです。
融資の実行を急ぐあまり、「即日融資!」などとうたっている、ノンバンクのビジネスローンなどの利用はおすすめしません。
金利も高く、その後の経営を圧迫するとともに、ノンバンクのビジネスローンの利用履歴が残ると、日本政策金融公庫や、銀行からの融資の審査にマイナスの影響が出てしまいます。
まとめ
いかがでしたか?
今回は日本政策金融公庫の融資の流れと融資審査を最短で終えるためのコツについて解説しました。
融資審査を最短で終えるためのコツは次の5つです。
融資審査を最短で終えるためのコツ②創業計画書を作り込む
融資審査を最短で終えるためのコツ③融資希望額は1,000万円以下で申込む
融資審査を最短で終えるためのコツ④繁忙期・年末年始・大型連休前の申込は避ける
融資審査を最短で終えるためのコツ⑤専門家に相談する
融資審査を最短で終えるためには、事前の準備が重要です。
書類の準備を専門家に頼ることで、よりスムーズに、さらには融資成功確率をUPすることもできます。
融資審査を最短で終え、事業成功に向けてスタートダッシュを切っていきましょう。
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