はじめてでも、事業計画書がつくれる!実践型の事業計画書の書き方と手順を専門家が解説します!

事業計画書の書き方を学ぶ人

はじめて事業計画書を作る方必見!書き方を解説します!

事業計画書は、将来の夢やビジョンを実現させるための経営の道しるべです。
事業計画書がないと経営ができないといっても過言ではありません。

事業計画書を作成する目的は大きく分けて2つあります。

1つ目「自分で見るため」
経営者が、自分自身のビジネスモデルや、経営に必要なことを体系的に整理して理解を深め、事業の完成度を高めていくためにも事業計画書は必要となります。

2つ目「他人に見せるため」
金融機関からの融資や、補助金などの資金調達などを申請する際にも、事業計画書の提出が必要となります。
この事業計画書の出来具合によって、資金調達ができるか左右されますので、
「自社にはこのような強みがあり、その実現性も高く、素晴らしいビジネスモデルがあります」
など、第三者を説得できるような事業計画書が必要となります。

事業計画書を作成することで、主に下記の4項目でメリットがあります。

事業計画書を作成するメリット
・事業を客観視して課題の発見や改善ができる
・事業の方向性を社内や社外にも共有できる
・事業内容、戦略を可視化することで、整理ができる
・資金調達に利用できる

事業計画書には決まったテンプレートはありません。
起業の専門家がおすすめする構成として、事業計画書に記載する主な内容10項目を紹介していきます。


1.事業計画書の全体像

事業計画書作成のために記載する主な内容10項目

事業計画書の作成のために記載する主な項目は次の10項目です。

事業計画書作成のために記載する主な内容10項目
①会社の概要
②経営者の経歴
③経営理念
④事業内容
⑤主要顧客と取扱い商品・サービスの強みと特徴
⑥市場環境と競合状況
⑦取引先
⑧販売戦略(売上計画)
⑨財務計画
⑩行動計画

2.事業計画書の書き方と手順

各10項目に記載する内容を解説していきます。

①会社の概要

会社の概要は次の11項目を記載してください。

(1)会社名
(2)所在地
(3)連絡先
(4)ホームページアドレス
(5)業種
(6)主な事業(ビジネスモデル)
(7)主な商品・サービス
(8)主な顧客先
(9)売上高(直近)
(10)従業員数
(11)会社の略歴

②経営者の経歴

経営者の経歴は次の4項目を記載してください。

(1)最終学歴
(2)職歴
(3)保有資格
(4)創業の動機と想い

「この経営者なら、事業を成功させられる」と納得させられるように意識して記載してください。
現在の事業と、かけ離れている経歴や保有資格を記載しても、アピールにはなりません。

自身の経験を活かした事業であれば印象が良いですが、まったくの新業種へのチャレンジであれば、今までの経験と新事業内容を結びつけるような内容にしていきましょう。

創業の動機と想い

創業の動機では、次の6つの内容を織り込んで記載することがポイントとなります。

創業動機の記載ポイント
・創業したい想いを具体的に熱く記載してください。
・この事業をやるために、どのような経験をしてきたか記載してください。
・創業するために、どのような準備や計画をしてきたかを記載してください。
・なぜ、このタイミングで創業するのかを記載してください。
・この事業をやることで、どのような人たちに喜んでもらえるか記載してください。
・社会貢献をしたいという想いを記載してください。

③経営理念

「事業を通じてこのようにお客様に喜んでほしい」「こんな社会にしたい」などという情熱や想いが第三者に伝わる、わかりやすい経営理念を記載してください。

④事業内容

事業内容を説明するには、次の5項目を記載してください。

事業内容の書き方・5つのポイント
(1)事業概要
(2)市場と競合
(3)ターゲット
(4)商品・サービスの提供
(5)特徴や魅力
事業内容の書き方の事例 飲食店

(1)事業概要
主に、30代~40代の会社員向けに、上質な特別空間と、旬な素材を利用した驚きの料理を提供する接待居酒屋を創業します。

特別扱いを受けられる上質なサービスと、くつろげる特別な空間、独自の仕入力による旬な食材を使用した料理を提供していきます。

(2)市場と競合
オフィスビルが立ち並ぶ駅前メイン道路の立地、人通りが多い、競合他店として居酒屋が多い(客単価3,000円程度)、落ち着いた雰囲気の店舗がない

(3)ターゲット
30代~40代の○○地区周辺の会社員がメインのターゲット

(4)商品・サービスの提供
・ランチ:日替わりランチ
(3種類・ドリンク・デザート付き) 
 想定客単価 1,200円
(内訳:日替わりランチ 1,200円)  
 
・ディナー:1品料理
 想定客単価 6,800円
(内訳:一品料理700円×3品+メイン料理1,500円×1品+ドリンク800円×3品+デザート800円×1品)

(5)特徴や魅力
くつろげる特別な空間、旬の素材を利用した驚きの創作料理、特別扱いを受けられるサービスを提供

事業内容を整理するためにおすすめなフレームワーク「ビジネスモデルキャンバス」

事業を整理するためには、「ビジネスモデルキャンバス」というフレームワークの利用をおすすめします。
ビジネスモデルキャンバスは、一枚の絵にビジネスモデルをまとめることができます。

次の9項目を埋めることで、ビジネスモデルを説明することができます。

ビジネスモデルキャンバスの9つの要素
①顧客セグメント(どのターゲットに)
②価値提案(どのような価値としての商品・サービスを提供)
③販路(どのように販売)
④顧客との関係(スポット販売・毎月面談など)
⑤収益の流れ(どのように収益を受け取るか)
⑥資源(自社にどのような経営資源があるか「ヒト・モノ・カネ」)
⑦主な活動(この事業を行うための主な活動)
⑧協力者(協力者、外部パートナー)
⑨コスト構造(どのようなコストがかかるか)

「ビジネスモデルキャンバス」で事業の整理をして簡潔に全体像をまとめ、「事業内容(5つのポイント)」を記載してください。

ビジネスモデルキャンバスの9つの構成要素

詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください!
ビジネスモデルキャンバスについて詳しくはこちら
【ビジネスモデルキャンバスとは? 基本事項から作成手順までを徹底解説】

⑤主要顧客と取扱い商品・サービスの強みと特徴

主要顧客と取扱い商品・サービスの強みと特徴を伝えるには、次の3項目を記載してください。

(1)主要な顧客
(2)提供価値(商品・サービス)
(3)自社の強み

事業参入すると、競合他社ライバルがいるため、他者との差別化が必要となります。
自社の強みを伝えて、自社にしかできないという商品価値、独自性を伝えることが必要になります。

(1)主要な顧客

どのような顧客に対して、自社の商品やサービスを提供して喜んでいただけるか、顧客の特徴を記載してください。

書き方のポイント
一般顧客を相手にする事業の場合
販売先が、一般顧客である場合、相手の特定ができませんが、「一般顧客」と事業計画書に記載するだけでなく、例えば、「○○地区の20代会社員」など、できる限り顧客層を明確に記載しましょう。

起業や事業者を相手にする事業の場合
販売先が、企業や事業者を相手にする場合、この事業計画書を公開する相手によりますが、販売先名、所在地、関係性などを箇条書きで記載してください。
また、別紙として顧客リストを作成することをおすすめします。
この顧客リストには、販売先名、所在地を記載して、販売先との契約書や名刺などを顧客リストに添付して証拠力をつけていきましょう。
この顧客リストは、今後融資のために金融機関へ事業説明する際、売上見込みの強力な補足資料として発揮されます。

(2)提供価値(商品・サービス)

どのような商品・サービスか下記の4項目を基準に記載してください。

・価値:目に見える価値、目に見えない価値、付随サービスなどの特徴
・価格:自社コスト
・商品、サービスの品揃え
・売上シェア、原価率
書き方の事例 飲食店

食材にこだわった自然食野菜の料理を提供

・農家から直接仕入
・社長自らが厳選して現地で仕入

・ランチ:日替わりランチ(ドリンク・デザート付き)3種類
①900円ランチコース
②1,200円ランチコース
③2,000円ランチコース)
【シェア10%・原価率30%】
想定客単価 1,200円
(内訳:日替わりランチ 1,200円)

・ディナー:1品料理
【シェア80%・原価率30%】
想定客単価 6,800円
(内訳:一品料理700円×3品+メイン料理1,500円×1品+ドリンク800円×3品+デザート800円×1品)

・宅配:弁当(3種類・1,200円弁当、1,800円弁当、オードブル3,000円)
【シェア10%・原価率40%】
 想定客単価 3,600円
(内訳:弁当1,800円×2品)

(3)自社の強み

自社の強みを書くポイントは「ヒト・モノ・カネ・ノウハウ」の中で、他者よりも優れているものを記載していきます。
全てを記載するのではなく、事業を展開するうえで、優先度が高いものから3つ記載してください。

書き方の事例
「自社の強みは3つあります。」
①○○○という特殊なノウハウがあるため、○○○という商品・サービスを提供できます。
②○○○という仕入先があるため、業界最安値で仕入れることができます。
③○○○という流通システムにより即日納品ができます。
強みを見つけるためのおすすめなフレームワーク「クロスSWOT分析」

自社の強みを伝えるためには、「クロスSWOT分析」を利用することをおすすめします。

クロスSWOT分析とは
・自社の強み
・自社の弱み
・機会
・脅威

という4つの観点をそれぞれ掛け合わせることで、自社の経営戦略やマーケティング戦略をより具体化させるための分析手法です。

競合他社と差別化をして、独自のポジションを確立するために、内部環境と外部環境を検討して分析するために、クロスSWOT分析がおすすめです。
クロスSWOT分析の掛け合わせにより、求められている商品やサービスが明確になり、競合他社がいない市場を見つけられる可能性も高まります。

クロススウォット分析

詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください!

 

⑥市場環境と競合状況

市場環境・競合状況は、次の2項目を記載してください。

(1)市場環境(統計データなどの資料、表やグラフなどの裏付け)
(2)競合他社の動向 

市場のニーズや事業に関連する政策の動向、競合他社の存在など、事業を取り巻く環境を説明します。

この事業が成功するための、十分な市場規模があることと、成長性があることを明らかにしてください。

(1)市場環境

市場環境がどのようになっているかを次の4つの視点から検討してください。

①政治的視点
法律変更の影響はどう影響するか
②経済的視点
金利や為替で景気はどう影響するか。
③社会的視点
社会情勢で大衆心理や流行はどんな影響があるか。
④技術的視点
新技術や技術の陳腐化がどう影響を与えるか。
市場環境の書き方の事例
①「政府の補正予算と、○○により防災の意識が高まり、防災市場は○○億円から○○億円へと大きくなることが予測される」
②「外食産業の市場規模は、○○億円から○○億円へと減少傾向であり、内食産業は○○億円から○○億円と上昇傾向のため、消費者は、内食する傾向が強くなってきている。

今後の市場は、高齢化となり健康志向に動きが移り、○○業界は成長市場となり○○年には○○億円となる予想である。その成長市場の中で、○○という強みを活かして、○○の分野に絞り○○市場のシェアを獲得していく。」

市場規模の情報収集方法
市場規模の情報を収集する先としておすすめの機関は下記のとおりです。参考としてください。
●経済産業省
●総務省
●業界団体
●政府系のシンクタンク(調査・研究・分析)

日本銀行金融研究所 / 日本国際問題研究所 / 防衛研究所 / 経済産業研究所
●民間のシンクタンク(調査・研究・分析)
日本総合研究所 / みずほ総合研究所 / 三菱UFJリサーチ&コンサルティング / 野村総合研究所
大和総研 / ニッセイ基礎研究所 / 第一生命経済研究所 / 農林中金総合研究所
信金中央金庫 地域・中小企業研究所 / 三菱総合研究所 / NTTデータ経営研究所
PHP総研 / 電通総研 / 富士通総研

(2)競合他社の動向

競合他社を影響がある3社を選択して、その他社の強みを分析します。
他者の強みを分析することで、自社の強みと独自性を発見することができます。

競合他社の強みを記載する項目
【顧客】ターゲット層とニーズ
【商品】何を売っているか
【価格】いくらで売っているか
【流通】どのような流通経路で売っているか
【販売戦略】PR、ブランド戦略など、どのように売っているか

同業他社との違いとして、他社との差別化する独自のウリ、付加価値を高めていることを記載してアピールしましょう。

競合他社の動向の書き方の事例 マッサージサロン

具体的な競合他社(店舗)
1.○○社(ターゲット層:○○代の男性会社員、ニーズ:個室でリラックスしたい、価格帯:6,000円)
2.○○社(ターゲット層:○○代の主婦、ニーズ:日中・美容に磨きをかけたい、価格帯:10,000円)
3.○○社(ターゲット層:○○代の男性会社員、ニーズ:とにかく格安、価格帯:2,000円)

当社(ターゲット層:○○代の日中に時間が取れない女性、ニーズ:夜間対応で個室・指名性、価格帯:8,000円)

上記3社とは、コスト面から○○という設備と、人材は○○を採用しているため、20時以降のピークでも予約が受けられる体制になっている。
上記3社とは、サービス提供の面で、当社には○○という強みがあるため、○○という付加価値があり差別化を図っています。

⑦取引先

取引先は、次の2項目を記載してください。

(1)主要な取引先
(2)主要な外注先

主要な取引先や、外注先の名称や各取引先と外注先ごとの割合(シェア率)を記載しましょう。

⑧販売戦略(売上計画)

販売戦略は、次の2項目を記載していきます。

(1)販売戦略
(2)数値計画

(1)販売戦略

販売戦略は次の3つの項目を記載していきます。

①何を
②誰に
③どのように

①何を

販売単価の基礎情報になります。
商品やサービスを記載していきます。
事業が拡大するにつれて、商品開発が進み、顧客ニーズに合った商品サービスや、利益率の高い商品サービスが揃っていきます。

そこで、全商品・サービスごとに、「販売単価」や「粗利益率」を、それぞれ記載していきます。

②誰に

販売数量の基礎情報になります。
性別、年齢、個人、地理的距離などを設定(セグメンテーション)します。

広い範囲の曖昧なターゲットでは商品・サービスの訴求力を失ってしまいます。
どのような顧客に自身の商品やサービスを届けたいか、イメージをしながら顧客を細分化していきましょう。

③どのように

販売の方法を記載します。
 ・販売チャネル:販売経路
 ・プロモーション:顧客に自社の商品サービスを知っていただくための戦略
販路は、営業やネットショップ、DM、ネット広告、代理店などがあります。

(2)数値計画

数値計画は、販売戦略に基づいて「売上」を計画することです。

売上高の数値計画の算出
売上高=販売単価×販売数量

販売数量算出方法
販売数量の算出は、ターゲット顧客を元にして、来客人数などを設定します。そこに、自社の商品サービスの販売単価などを乗じることにより、販売額を算出していきます。

業種ごとの計算例
●飲食業・理容業・整体業
1日の売上高=顧客単価×座席数×回転率
※回転率とは、日当たりで何回お客様が入れ替わったのかを示す数字のこと
  
●物販業(ケーキ・和菓子屋)
1日の売上高=来客数×平均購買価格

●スペースを要する物販業(コンビニ)

1日の売上高=1坪当たり売上高× 坪数
  
●労働集約型の業種(清掃業)
1日の売上高=一人当たりの販売単価×サービス員数×稼働率  
※稼働率とは、サービス員数のうち売上に繋がる仕事をしている人の割合のこと
売上高算出方法の書き方の事例
(事例)美容室
・6,000円(平均単価)×2台×3回転×26営業日=936,000円
・ヘアケア商品販売 4,000×26営業日=104,000円

合計売上高  1,040,000円

⑨財務計画

(1)利益計画

利益計画を下記の表に当てはめて、作成しましょう。

【利益計画書】

損益計算書

利益計画作成のポイント
経常利益である、表の下から作っていき、必要な売上高を最後に算出することになります。
生み出したい、ほしい利益目標を先に立てることになります。

(2)設備計画

設備計画を記載してください。

設備計画の作成ポイント
設備投資したら必ずリターンを得られるか、シュミレーションをしてください。シュミレーション方法は、投資した金額を、生み出した利益で、何年で回収ができるかを見積もります。

設備によりますが、一般的には5年で回収できれば通常です。
8年以上回収期間がかかるものは、リスクがある可能性があり、見直し検討が必要です。

(3)資金計画

利益が出ていても、現金預金が不足しないか、確認が必要です。

設備資金の支払いや、入金のサイト(売掛金)や出金のサイト(買掛金・未払金)のズレは、この資金計画で把握する必要があります。

必要な場合は、資金調達計画を同時に立てていきましょう。

⑩行動計画

行動計画は、次の4項目を記載していきます。

・戦略実施時期
・戦略実施項目
・重要行動プロセス
・部署、担当者名

財務計画まで立てたら、行動まで計画を立てる必要があります。

「何を」「いつまでに」「誰が」「どのように」行動をして、事業戦略を遂行していくという、行動計画を記載してください。


3.「提出先別・用途別」の事業計画書の書き方3例

計画書は、事業が同じであれば、基本的には事業計画書は同じ内容になりますが、事業計画書の用途によって、その計画書の中で、「強調する」ポイントを工夫することが重要となります。

3-1.金融機関から融資を受ける

金融機関・日本政策金融公庫から融資を受ける場合の事業計画書を書く時に必要な2つの視点

事業計画書を書く時に、必要な2つの視点【融資を受ける場合】
●【実現性】希望的な観点ではなく、実現性が高い事業計画であること
●【説得力】事業計画に書かれている内容に、説得力があるか

事業計画を実行して、利益を出し利息を含めて、しっかりと貸したお金が遅滞なく返済できるか、審査官にアピールすることがポイントとなります。

事業計画書のテンプレート
●金融機関
金融機関ごとに事業計画書のテンプレートがある場合がほとんどですが、記載内容が少なく、アピール不足になりがちですので、自分で作成した、事業計画書も一緒に提出することをおすすめします。

●日本政策金融公庫
日本政策金融公庫の事業計画書のテンプレートは下記のとおりです。

下記よりダウンロードできます。
創業計画書(PDF) Excel)
参考サイト:日本政策金融公庫

【日本政策金融公庫の創業計画書テンプレート】

創業計画書の見本

【日本政策金融公庫の創業計画書記入例】日本政策金融公庫 創業計画書 記入例

3-2.補助金を受ける

補助金を受ける場合、事業計画書を書く時に、必要な4つの視点

事業計画書を書く時に必要な4つの視点【補助金を受ける場合】
●【制度の主旨】その補助金制度の主旨を踏まえる事
●【その事業をする理由】なぜその事業に取り組むのか
●【将来の効果】補助金を利用して、将来どのような効果が得られるのか
●【ストーリー性】全体的なストーリー性を持つこと

補助金を活用する場合には、事業計画書の提出が必要になります。
補助金の種類により、求められる事業計画書の内容や項目が異なるため、それぞれの要件に従って、計画書を作成することになります。

3-3.出資を受ける(ベンチャーキャピタルや個人投資家)

出資を受ける場合、事業計画書を書く時に、必要な2つの視点

事業計画書を書く時に、必要な2つの視点【出資を受ける場合】
●【ビジネスモデル】優れたビジネスモデルであるか
●【高い収益性】高い収益性で将来のリターンが大きいか

将来上場を目指すような場合、ベンチャーキャピタルや個人投資家から出資を受ける選択肢もあります。

その際に、「優れたビジネスモデルであるか」「高い収益性で将来のリターンが大きいか」2つの視点を意識して、作成する必要があります。

事業計画を作成するうえで記載するべき内容は、「事業の成長性」や「実現性」が高いことを説明するための根拠が必要となります。


4.まとめ

経営するには「事業計画書」は必ず必要です。事業計画書を書きながら、事業内容や特徴が整理でき、自社の強みや弱みを見つけることができます。

また、社外向けには、融資や補助金を申請する際にも、事業計画書の提出が必要で、この事業計画書の内容により、成功確率が変わってしまうため、内容が非常に重要となってきます。

はじめは、書き慣れないと思われますが、何度も何度も書き直すことで、完成に向かっていきます。

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